介護職は、高齢化が進む日本では非常に重要な職業だが、様々な悩みもある職業だ。介護職に勤めている人の多くが抱えている問題としては、人間関係の悩みをあげる人が多い。
人間関係の悩みにも様々あり、同じ施設で働く職員同士の人間関係で悩むことも多いが、同じ職場の職員といっても介護職と看護師といった立場の違いからくる人間関係で悩むこともある。
また、介護施設を利用している利用者との人間関係、ひいては利用者の家族との人間関係で悩む人も多い。介護施設の利用者とその家族は、顧客でもあるのでできる限り望む介護サービスを提供する必要があるが、時に要求される内容がその範疇を逸脱していることもある。そうした範疇外のことを求められ拒否すると、人間関係が悪化することがあるのだ。
他にもセクハラを受けたり、暴言を浴びせられたり、暴力を振るわれたりして悩んでいる職員もいる。認知症を患っている利用者などの場合は一部仕方がないのかもしれないが、それを受ける職員の心や体に傷がつくことは確かだ。
そのような利用者との人間関係の悩みは、必ず一人で抱えることなく上司や先輩、同僚に相談してほしい。一人で抱え込んでいても、問題解決につながるとは限らない。ベテランの介護職や精神的なケアが得意なスタッフに対応の仕方を学んだり、時には担当の変更や異動も視野に入れてみることが必要となる。相談しても対応が見られない場合には、転職も視野に入れるとよいだろう。現在利用者との人間関係で悩んでいる人はこちらの人間関係改善のコツを紹介しているサイトもチェックしてみるといい。